先輩と、わたし。






次の日。




今日も朝から部活。



眠い目をこすりながら部室に入る。





「先輩と夏祭り、今日だよね。」




一緒に来た遊ちゃんが言う。




ほんとに今日は楽しみ。





「うん!また今度4人でも行こうねっ!」





笑って返すと、遊ちゃんは嬉しそうな顔をしてうなずいた。






それから、楽器の準備のために準備室に入る遊ちゃんと別れてパーカッションエリアに行くと、悠哉先輩はもう来ていた。





先輩はいつも来るのだけは早くて、部員全員が揃って点呼が始まるまでぼーっとしてる。






今日も変わらず眠そうな空気に包まれて、楽な姿勢で椅子に座ってた。




ううん、半分眠ってるかも。




先輩可愛いなあ。






思わずほほえんでたそのとき、横から声が。






「何1人でニコニコしてんだよ、変なやつ。」






…飛鳥くんだ。





桧山飛鳥くん。



同じパーカッションの1年生で、いつも人をからかってる。