「わたし夏祭り行きます!だから悠哉先輩、絶対きてくださいねっ!」
「ん。」
「花乃ちゃん、習い事の方は良いの?」
真子先輩の質問に、わたしは答える。
「はい。やっぱり、悠哉先輩と夏祭り行きたいんでっ!……あっ、悠哉先輩だけじゃなくて、パーカッションのみなさんとももちろん行きたいですっ!」
あちゃー、やっちゃった…。
「花乃ちゃんはほんとに悠哉が好きだなんだな!」
陽大先輩がいたずらっぽく言った。
「いや、はい、悠哉先輩は大好きなんですけど、他のみなさんのことも同じくらい好きっていうかっ。悠哉先輩がいるからじゃなくて、もちろんパーカッション全員で行けるの楽しみだし、夏祭り行きたい、です…。」
あーもう何が言いたいのか分からないし、全然まとまってないよ。
「2、3年生の先輩たちのことはすごく尊敬してますし、1年生のみんなはいつも一緒に練習してくれて感謝してるので、一緒に夏祭りに行けるの嬉しいですっ!ほんとに!」
わたしがあたふたしながら言うと、周りのみんなが一斉に笑い出した。
悠哉先輩も肩をふるわせて笑ってる。
「花乃ちゃんてばほんとに良い子だー!聞いた?あたしのこと尊敬する先輩だって!」
桜子先輩が明るい声で言う。
