先輩と、わたし。





その日のミーティングのあと、校門前にパーカッションは集められた。




一緒に帰る遊ちゃんが隣にいるけど、先輩たちは気にしてない。





「これからどんどんマーチング練習もキツくなるし、マーチングが終わったら3年はすぐ引退して受験だから、その前にパーカッションで思い出をつくりたいんだよね!」





そう言ったのは桜子先輩。



次に遥斗先輩が続けた。





「まあ、これは毎年パーカッションパートの恒例行事みたいなものなんだけど、今度の21日にみんなで夏祭りに行かないか?」





みんながざわめき始める。


全員賛成で、予定も空いてるみたい。



夏祭り、かあ。



楽しそうだけど…。





わたしは困ったように遊ちゃんの顔を見た。