「え?三波くんとかずくんどうしたの?
置いてかれちゃった…」


どうやら三波くんが泣いていたのには

気付いていない美波。

動揺しながらシュンとしていた。


「なんか用事できたみたいだよ。
男って勝手だよね。美波、私と遊ぼ?」


まるでさっきの一貴は美波ちゃんには言うな、と

目で語っているようで

上手く誤魔化しながら三波くんのことは

美波には隠した。


「折角の一年記念日だったのになぁ。
遊ぼっかぁハル」

美波はあまり納得できないようだったが

これ以上聞かれなくて助かった。

美波には嘘を付くのが苦手だから。