「あれ?なんでそれがそこに?」

渡してない筈なんだけど。

一「お前が襲われそうな時に俺の近くにこれが転がってきた。」

一は私が屯所にいなかったから外へ出て探してる時、町にもいなかったから

河原へ来た一。

そこへ金平糖が転がってきたらしい。

「なるほどね。」

一「それにこの金平糖の入れ物の底に何か書いてあったぞ。ほら。」

「"貴女が困ってる時この金平糖が助けを連れてくるでしょう。"…何これ。意味がめちゃくちゃだよ。」

一「でも、これでお前が助かったんだからいいだろ。」

そ、そうだよね。

瑞さんからもらった金平糖で助かったんだもの。

「終わりよければ全てよしだよ!さぁ、餡蜜食べにいこ!」

一「そうするか。」

私たちは甘味処へ今度こそ向かった。