狼女と新撰組〜番外編〜


暫く撫でてもらって落ち着いた。

「一、もう大丈夫。」

一「…大丈夫なのか?」

「うん。一助けてくれてありがと。」

一「この馬鹿!」

いきなり一が大きな声で言った。

そして引かれるように一の腕の中へ。

「は、一?」

一「心配したんだぞ!」

「ご…めんなさい。」

一「…って、言える立場ではないがな。あさはすまんな。」

「あさ?」

一「その…冷たくして。」

「ううん。大丈夫。…正直辛かった。私何かしたんじゃないかなって。」

一「いや、俺がさっきの男に嫉妬して、お前に八つ当たりしてしまった。」

「嫉妬?」

一「ああ。お前昨日甘味処に行っただろう?巡察の時にお前が男が楽しげに話してるのを見かけて…柄にもなく嫉妬してしまったのだ。」