着ている制服のワイシャツはヨレヨレで、所々に刻まれた跡がある。
靴下も何も履いていない素足は、床に落ちた白い破片のせいなのか切れ、血が滲んでいる。
カナたちをジッ…と見つめるその目は死んだ魚のように、色を失っていた。
「総司。
花菜ちゃんたち、来てくれたんだぞ」
「…………」
「花菜ちゃんたちいるから、大人しくするんだぞ」
「…………」
総司はフイッと台所へ向かう。
破片や羽毛を踏み、再び足が切れて行く。
…正直、見ていられなくて、思わず俯く。
ガチャンッ!
何の音?
顔を上げ、台所を見た。
台所に立つ総司の足元には、白い破片が落ちている。
あれじゃ、ますます怪我しちゃう…!
総司は台所にある食器棚みたいなのを漁り、中から白いお皿を取り出し、それも落とす。
ガチャンッと音が響く。
「あれは、ポイントを貯めて僕がゲットしたお皿です。
…あぁ、折角貯めたポイントがパアだ……」
ガックリと総太さんが肩を落とす。
あれ、
総太さんのお皿だったんだ…。
随分お皿が多い家ですこと。


