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「感動したーッ!」
私は結婚式が終わり、号泣していた。
そんな私を、澪鵺と新婚さんが苦笑いしながら見ていた。
「本当、紅羽は泣き虫だよね」
「レイくん、大変じゃない?」
「慣れましたから、紅羽の泣き虫さには」
新郎―――氷さんと、新婦―――陽詩さんが嬉しそうに笑っていた。
幸せオーラ全開な2人を見て、私は思わず言った。
「澪鵺!
私たちも今すぐ、結婚式挙げよう!?」
「は?馬鹿か紅羽は」
「えぇ!?」
「俺らまだ高1だろ。
せめて卒業してから言え。
卒業するまで俺らが付き合っていたら、本物あげるから」
澪鵺は私の左手の薬指にはめられた指輪を見ながら言った。
「待ってるから。
私以外の女の子、好きになっちゃ駄目だよ?」
「安心しろ。
俺は紅羽しか見てねーから。
紅羽こそ、俺以外の男のこと好きになるなよ?」
「澪鵺、私って泣き虫なんでしょ?
私ほどの泣き虫を泣き止ませられるのは、澪鵺だけだよ。
私には、澪鵺しかいないの」
「……確かに、そうだな。
俺も紅羽以外好きになれねってこと、今回の文化祭を終えてすぐにわかったよ」


