続・元殺し屋と、殺し屋







3人はこの高校の教師だ。

そして以前、僕のバーに来て、僕に依頼をしたことがある。

僕に依頼してくるお客様は大体裏の人間が多いんだけど、たまにいるんだよね、表の人間。

3人は同じ日の別の時間にそれぞれ来た。

依頼内容は、3人とも同じ。

奥さんの浮気調査。




僕は探偵じゃないから、と断ったんだけど。

3人ともかなり高いお金を払ってまで僕に依頼したいと言って来たから。

情報屋はお金で動くからね。

僕も例外じゃないから。

“快く”、引き受けてあげた。






「アイスさんっ……」

「何で、アイスさんがここに?」

「もしかして、セキュリティ解除に来てくださったんですか!?」




……人って単純だよね。

相手に弱みを握られている、と気が付けば、この変わりようだ。

この3人を見ていると、つくづくそう思うよ。




「…そうですけど」

「本当ですかっ!?」

「ありがとうございます!」

「他の教師どもは、俺らで見張っておきます!」




3人はヘコヘコ情けなく頭を下げながら、部屋を出て行った。




「陽詩、出てきて良いよ」