「すいません!
神崎澪鵺の病室はどこですか!?」
看護師さんに早口で尋ね、病室へ向かう。
澪鵺の病室の前には、スーツ姿のオジサンが2人いた。
「どいてください!」
急いでいるあまり、堂々とした口調で言ってしまった。
オジサンたちは突然現れた私を見て、キョトンとした。
「どうしたのかな、お嬢さん」
「どいてください。入りますから!」
少し涙目の私を見たオジサンは、私と目線を合わせた。
私はそんなに小さいかい?
「お嬢さん、中にいる神崎くんと知り合い?」
「知り合いじゃないです」
「え?」
「私は澪鵺の彼女です。
知り合いから事件のことを聞いて、会いに来ました。
通してください」
「……」
オジサンはもう1人、先ほどから黙っていたオジサンに向かって顎を突き出した。
こくり、と頷いたオジサンは扉を開けてくれた。
私はお礼を言い、中へ入って行った。
そこで改めて気が付く。
…あの人たち、一体誰でしょうか?


