って、放心している場合じゃない!
「どういう意味ですか!?」
私は自分よりも背が高い氷さんの肩を掴み、前後に揺らした。
「お、落ち着いて紅羽!」
「どういう意味ですか!
どういう意味ですか!!
何で澪鵺が関わっているんですか!?」
「話すから、取り敢えず離して!!」
氷さんを離すと、話し出した。
「長くなるんだけど―――」
それは、衝撃的な話だった。
「校長がホワイトキャットのボス!?
澪鵺が、私を庇って依頼を受けた?
…それで、逆に殺されそうになった……!?」
「そのターゲットは、紅羽が世界一になる前に世界一だったんだ。
紅羽や澪鵺よりは弱いはずだったんだけど…。
澪鵺も殺し屋を引退してから大分経つからね……。
力がきっと、鈍っていたんだろう」
目を伏せる氷さん。
「てか、何で学校の校長を殺し屋組織のボスが出来るんですか!?
普通は許されないことでしょう?」
まさかアノはげオジサンが理事長で、校長の身代わりだったなんて。
先生たちは、きっと知っていたはずだ。
知っていて、黙っていたの……?


