☆澪鵺side☆
バルシーこと月宮銀色と、その兄である月宮銀が警察に補導されて行ったのを見届けた俺は、校長室へ向かった。
紅羽たちには予め
「全校生徒を集めて待っていてくれないか?
ちょっと用事を済ませてから行くからよ」
「用事って?」
「校長室」
「え?大丈夫なの、澪鵺」
「大丈夫だ。
そんな泣きそうな顔するな紅羽。
…待っていてくれるか?」
「わかった……」
そう伝えておいたので、追ってくる心配はないだろう。
というか、校長は何の用だろうか?
もしかして俺、退学の危機…とか?
まぁ、先生たちに何も言わずに全ての物事を進めたから。
…何かしらの罰はあるだろうな。
コンコンコンッ
「失礼します」
「入れ」
そう言えば俺、校長と直(じか)に話したことないんだよな。
生徒会長になった時も。
俺は校長室に入った。


