「てか、月宮くん転校を控えていたんだ~。
知らなかったな~」
生徒会員専用のソファーに座り、私が言う。
澪鵺が私を見て「あぁ」と言った。
「アレは嘘だ」
「ふんふん、嘘かぁ。…は!?嘘!!??」
「月宮に転校なんて予定はなかった」
「え?じゃあ何で…」
「月宮兄弟は、警察に連れてかれた。
…公にしないためにも、転校って言った方が良いだろ」
逮捕、されたんだ…。
その言葉に、私は寂しさを感じた。
「未成年だし、処罰は厳しくないだろ。
ただ、公にしない方が良い事件だからな。
転校ってことにしておいた」
「そうだったんだ……」
「そうだ。
俺もう帰るな?」
私の頭を軽くなでた澪鵺は、入り口へと向かって行く。
「え?何でよ!?」
「あと、これから1週間学校来ないから」
「何で!?」
「…ワケわかるだろ」
その後私が澪鵺を何度も呼び止めたけど。
澪鵺が止まることはなく、そのまま学校を出て行った。


