「悪かったな馬鹿野郎で」
いきなり何かで頭を殴られ、思わず抑えた。
「澪鵺!?」
そこには、いつもと変わらない、私の彼氏がいた。
「近所迷惑になるだろ。叫ぶな」
「澪鵺!
退学!?停学!?補導!!??」
「馬鹿、ちげぇよ。
今まで通り来るに決まってんだろ」
退学でも停学でも補導でもないの?
「澪鵺ッッ!!!」
私は思い切り、澪鵺に抱きついた。
「抱きつくな。
今から生徒に言うことあるんだからよ」
そう言って私を離した澪鵺は、校庭に作られた小さな舞台の上に乗る。
文化祭1日目、開会式で校長が話したのはこの場所だ。


