「あー何しているんだァ?」
「ナイフとかもって、物騒だねー」
見物人の代表みたいな意見を言ったのは。
焼きそばを持っている総司と、杏子飴を持っている花菜。
呑気に2人は文化祭を楽しんでいたらしい。
「…ちょこちょこ出てきて、うるせぇんだよ!!」
月宮銀色が、私と知紗の戦いを放りだして、2人の元へ向かう。
てか危険だよ2人とも!!
ナイフを振り上げた月宮銀色が、花菜へ向かう。
女である花菜の方が弱いと思ったのだろう。
しかしその予想は大外れ。
元ヤンの花菜は、軽々と杏子飴をなめながら避けた。
そして月宮銀色のお腹めがけて回し蹴り。
…食べながら軽々とやるなんて、花菜器用だね。
「ぐはっ…ッ」
「安食妨害しないでよ」
ぺろりと杏子飴をなめる花菜。
余裕…余裕すぎる!
「あー!
お前、花菜に手出したのか?」
総司がにっこり笑顔で言う。
ただ…何でだろ。
総司の笑顔が…怖い。
月宮銀も驚いて止まって見ており、同時に澪鵺と恭真も見ている。


