すると。
遠くから、パトカーのサイレンの音が聞こえた。
きっと先生たちが連絡したのだろう。
でも来ても無駄だ。
だって月宮銀色によって、学校のセキュリティはいじられているから、門は開かない。
警察なら開けられるかもしれないけど…時間がかかる。
その間に澪鵺は、ナイフを取り出してしまうかもしれない。
そうしたら始まるのは…本当の殺し合いだ。
誰か…
誰か……
このセキュリティ解除して………。
そして…
澪鵺を助けて……!!
ポンッ…
「え?」
ふと頭に当たる、優しい感覚。
「あ……ッ!」
「僕のこと、忘れてない?」
いた…。
セキュリティ解除出来る、
唯一の人物が……!!


