澪鵺の笑顔を、
ずっと隣で見ていたいよ。
そう願うのは、我が儘ですか?
叶わない願いですか?
そんなの…
許サナイカラ………。
「澪鵺!やめて!!」
私は立ち上がり、澪鵺たちの元へ走って行く。
「―――来るな紅羽!
ここは俺に任せておけ!!」
「何でそんなこと言うの!?」
「うるせぇ!
良いから紅羽はそこで黙って見てろ!!」
そう言うけどさ。
澪鵺の持つ木の棒は、すでにナイフで何度も刺されているので、ボロボロに近い。
折れるのは、時間の問題だ。
棒が折れたら、澪鵺はきっと、護身用に常備している小型ナイフを取り出すだろう。
取り出してしまったら、停学もしくは退学は、免れない。
最悪、警察沙汰になるかもしれない。
警察沙汰になってしまったら。
過去に私と澪鵺が殺し屋だったことがバレてしまう。
私たちは決して口には出さないと思うけど。
ブラックキャットのこともバレるかもしれない。
バレたら、ボスである恭真やお抱え情報屋の氷さんも逮捕。
知紗や氷さんの彼女はどうするの?
誰もが不幸になることが、
目に見えている……。


