次の日。
アキラは再び部屋に現れ、ご飯を食べる僕を見て言った。
「お父さんのこと、今でも憎い?」
「…当たり前」
「今でも目の前にいたら殺したい?」
「…勿論」
「…良いわねぇ、その瞳。
ボク好みで…素晴らしい!」
ガッとアキラは僕の手を握った。
「殺し屋にならない?」
「殺し、屋?」
「殺しを職業にする人。
ターゲットをお父さんだと思って殺せば、誰にも負けない殺人鬼になれるはずだよォ!」
アキラは嬉しそうに語る。
僕は突然出てきた物騒な言葉に、我が目を疑うばかりだ。
「アキラ…一体何者……?」
「え?
赤崎アキラって名乗らなかったっけェ?」
「それは名乗ったけど…。
仕事は何しているんだ?」
「殺し屋だけどォ?」
さぞ当たり前のように、アキラは言う。
「実は前々から仕事入っていたんだァ。
銀色クンのお父さんを殺す依頼がね。
ただ、居場所不明だったから、今まで殺せなかったのォ。
やっと居場所を見つけて殺しに行ったら、まさか銀色クンが殺しているなんてねェ。
ホワイトキャットボスのボクでも、想像つかなかったなァ」
ホワイトキャット。
僕はその名前に、心当たりがあった。


