目覚めた先は、見知らぬ場所だった。
「おはよ?起きたみたいだねェ」
「誰だあんた…イテッ」
「動いちゃ駄目だよォ。
止血しているんだからさァ?」
僕はそこで初めて、顔を見た。
赤い髪を七三分けにして、眼鏡をかけている。
眼鏡の色が赤という所を見ると、赤が好きなのか?
「話せる?」
「…ああ」
「ねぇ、君いくつ?」
「…小学3年生だけど」
「わぁお!
随分大人びた話し方だねェ。
背も結構高めだし、中学生かと思ったよォ」
「…僕はそんなに老けて見えるのか?」
「そ、そんなことないさァ」
視線を泳がせた所を見ると、図星だな。
「改めまして。名前はァ?」
「…月宮銀色」
「銀色クン?
かっこ良い名前しているねェ。
まぁボクも赤って名前なんだけどね?」
赤、か。
だから髪色も眼鏡の色も赤なのか?


