文化祭らしく、校内や校庭には、多くの展示室があった。
どこ行こうか歩いていると。
「恭真!」
突然知紗が叫び、走り出す。
知紗の隣には、恭真がいた。
…知紗、見つけるの早い。
「知紗。迎えにきたのか?」
「うんっ!」
「そっか。ありがとな」
幸せそうな2人を見ていると、恭真が手に持っていた分厚い書類を私に渡してきた。
「これ、氷さんに頼んだ調べ物」
「どうだった?」
「ビンゴ。
紅羽の想像通りだった」
やっぱり…。
これで全ての謎が解けたよ。
…と、探偵みたいなことを言ってみる。
まぁ本当に全部わかったから、嘘じゃないけどね。
「紅羽。
氷さんに何を調べてもらったんだ?」
「フフ、内緒」
澪鵺に内緒。
これはバルシーが私たちの前に現れた時に、明らかにするから。


