「バルシーが私たちのクラスにいる!?」
「ああ。
勿論、紅羽も俺も、面識がある」
「誰っ!?」
「バルシーがシルバーを並べ替えただけなのはわかるな?」
「わかったよ」
「シルバーを日本語にすると銀になるのもわかるよな」
「…馬鹿にしないで。それぐらいわかる」
「バルシーが銀だ。
これで誰だかわかるだろ」
銀…私たちのクラスメイト……銀………。
私たちのクラスメイトで、銀の名を持つ人…。
「月宮…銀……」
彼だけだ。
私たちのクラスメイトで、銀の名を持つ人は。
「俺らの後に殺し屋になった、危険な殺し屋・バルシーは、月宮銀だ」
…嘘……。
予測不可能な殺し屋が…月宮くんだったなんて……。
あんな不安定な声を使い分けるなんて…。
普段の月宮くん、声は低い方で、何だか大人っぽい感じ。
あんな子どもみたいな高い声や、無邪気な笑い声を出せるんだ…。


