教室に戻ると。
授業中だったため、先生が怒っていた。
遅れたことを謝り、席へ戻ろうとすると。
澪鵺が立ちあがり、私の元へ来た。
「澪鵺どうしたの?
授業中だよ?」
普段真面目に授業を受ける澪鵺にしては考えられない行動だ。
「紅羽。…ボク、頭痛い」
「え!?大丈夫なの?」
「大丈夫じゃない。
一緒に保健室ついてきて」
「何で私?
保健委員がいるじゃない?」
それに見た感じ、頭痛そうに見えない。
「紅羽じゃないと…嫌、だ」
フラリと立ち眩みを起こした澪鵺。
慌てて支えてあげると、その体は熱い。
熱もあるのかもしれない。
今風邪が流行っているから…。
「先生、行ってきます」
私は具合悪そうな澪鵺を連れ、入ってきたばかりの教室を出た。


