「ちゃんとどっちが言うか決めてから言えよっ!!」
思わず私が叫ぶ。
2人は顔を見合わせ、「それもそうか」と納得する。
遅いんだよ!
結局。
公平なじゃんけんによる結果、澪鵺が説明することとなった。
ちなみに2人は気が合うらしく、じゃんけんもあいこが続き、25回目辺りで決着がついた。
朝早く来たため、朝のホームルーム時間まで30分もあったのに、今はもう残り10分だ。
手短にお願いしないと。
「一昨日、ブラックキャットに手紙が来たんだ」
「手紙?」
恭真がポケットから取り出した、真っ白な封筒。
表には何も書いていなくて、ひっくり返す。
裏にもやはり何も書いていなかったが、封を閉じられたシールに目が留まった。
シールは、真っ黒な丸いシールの真ん中に、白い猫の絵がある可愛いもの。
初めて見たシール。
「それは、ホワイトキャットのマークだ」
恭真が説明する。
ホワイトキャット…?
私と澪鵺がかつて所属し、恭真がボスを務めるのはブラックキャット。
ブラックと、ホワイト…そして、同じキャット。
聞いたことないけど、もしかしてというのはある。


