総司から伝言を受け取った私は、目的地に向かっていた。
一体、何の用事だろう?
わざわざ総司に伝言を頼んだってことは、人前では話せない話なのかな?
―――『学校に着いたらすぐ、屋上に来て』
屋上って、鍵しまっていなかったっけ?
まぁ良いや。
鍵開けなんて、澪鵺や恭真にとっては朝飯前だよね。
心配することじゃないや。
想像通り、屋上は何者かによって開けられていた。
広い屋上には、澪鵺と恭真がいた。
2人とも険しい顔をしながら、私を見て、手招きをする。
…重要な話なんだな、と気配で感じ取った。
しかも呼び寄せたのは、元殺し屋の澪鵺と、殺し屋組織のボスである恭真。
2人に呼ばれたのが、同じく元殺し屋の私。
…殺し屋関係の話なのかも。
「おはよう紅羽」
「おはよう」
「お…おはよう」
まずは礼儀として、朝の挨拶。
「早速だけど」と澪鵺が本題に入る。
私はごくり、と唾を飲み込んだ。


