次の日、1人で学校へ向かう。
普段は澪鵺と待ち合わせして行っているんだけど。
昨日夜遅くに澪鵺からメールで行けないと言われ、寂しく1人で登校だ。
澪鵺が隣にいない。
それはまるで、冬に半袖シャツを着ながら道を歩くみたいに寂しかった。
…本当私、澪鵺依存症だなぁ。
学校に到着すると。
澪鵺と、いつも早い恭真の姿が見えない。
2人としかつるまない総司が1人、暇そうにスマホをいじっていた。
花菜と知紗はギリギリ登校だからね。
「総司」
遠くから声をかけながら近づく。
総司は眠気眼を、私へ向けた。
…スマホをいじっていたくせに、眠いらしい。
「おはよぉ紅羽チャン」
「澪鵺と恭真は?」
「んー?
朝からいないよー。
オレも会っていねーもん」
「ふわああ…」と大あくびをする総司。
また授業中寝そうだなぁ、と考えていると。
何か思いだしたのか、総司の目がパッチリ開いた。
先ほどの眠気眼が嘘のように。
「そーだオレ、2人から紅羽チャンに伝言もらっていたんだ」
伝言?


