「じゃ行こうか知紗。
そろそろ学校に戻らないとマズいし」
「うん!
チサたち生徒会だもんね」
手を繋ぎ、大地の家を出ようとすると。
さっちゃんと大地に呼び止められた。
「あたしたちのこと、警察に言うの?」
「…どうしようか。
知紗決めて良いよ」
「言わない」
「…良いのか?」
「良いよ。
そもそもチサも油断していたし。
2人の計画がなくちゃ、わからなかったこともあるしね」
「「…ありがとう」」
2人が同時にお礼を言った所で、再び出ようとする。
…と思ったら、また呼び止められた。
「恭真クンに聞きたいの。
恭真クンのさっきの殺気、ただ者じゃなかった。
恭真クンは…何者なの?」
恭真は子どものように無邪気に笑った。
「そういえばちゃんと名乗ってなかったね」
恭真はペコンと頭を下げ、営業スマイルを浮かべた。


