☆大地side☆
文化祭まで残り1週間。
おれは裏方だから、何も問題はない。
仕事も終わり、おれは帰宅する途中だった。
おれが愛してやまない、
愛しい愛しいカノジョに会ったのは―――。
「どうされましたか?姫」
おれは決してカノジョの彼氏じゃない。
おれはカノジョが好きだけど、カノジョは別の男が好き。
だから、おれはカノジョに言った。
―――アナタに尽くして良いですか?
―――アナタが望むことは、何でもします。
―――だから、おれを見てください。
カノジョはおれを執事のような家来として扱い始めた。
嫌だとは思わない。
カノジョの望むことをする。
それだけで幸せだった。
―――例えそれが、犯罪でも。
カノジョのために、なれるのなら。
「作戦はどう?
上手く行っているかしら?」
「勿論ですよ姫。
おれの父親が残したコレがありますから」
おれはポケットから、錠剤を取り出した。
細長いソレには、細かい薬の成分が含まれている。


