そうしたら、紅羽と花菜に「ぎこちない」と言われてしまった。
「あ、当たり前でしょ?
あたし、小松くんと話したことないんだから…」
もう、本当にかっこいい。
大地が言っていたこと、間違っていない。
あたし、イケメン好きなんだ。
目の前で、小松くんは目を点にしている。
あたし、間違ったこと言ったかな?
疑問を感じていると、紅羽が思いもよらないことを言った。
「どうしたの?
知紗の彼氏でしょ、恭真は」
は?
「あたしの…?
そんなはずないよ。
あたしの彼氏は、大地だよ」
何を言うの、紅羽。
花菜の目も、紅羽と同じことを語っている。
目は口ほどにモノを言うからね。
「…な」
小松くんが呟いた。
小さな呟きを聞けなくて、聞き返す。
「ふざけるな…」


