廊下へ出ると、大地はまだいない。
まだかな、と待っていると。
2人組の今度は男子が来た。
2人も薄っすら顔を覚えている。
「おはよ~知紗チャン!」
「恭真のこと待っているのか?」
いかにも女好きそうなチャラ男と、黒髪眼鏡の地味系男子。
似合わない組み合わせだな…と顔をしかめた。
…てか、さっきから言う“キョウマ”って何?
2人の言う意味がわからなくて再び首を傾げると、2人は教室に入って行った。
「お待たせ、知紗」
「大地。聞きたいことがあるの」
「何?」
「あの子たち、誰?」
教室を見ると、黒髪同士がくっつき、茶髪とチャラ男が仲良く話している。
「友達のことも忘れちゃったか。
あの三つ編みが、玉置紅羽。
隣にいる眼鏡が、玉置の彼氏の神崎澪鵺。
茶髪が相島花菜で、チャラいのが久保田総司。
それともう1人…小松恭真と一緒に、知紗は生徒会に入っているんだよ」
小松恭真…?
誰だろ…全く覚えていない。
紅羽と花菜、神崎と総司は、名前を聞いてハッキリ思いだした。
紅羽と神崎が元殺し屋で、花菜が元ヤンキーで、総司が女性恐怖症とか。
あたしが生徒会に入っていることも思いだした。
でも…
小松恭真なんて、そんな人いたっけ?


