「どうしたの?恭真クン」
コイツ…馬鹿だ。
馬鹿すぎて…笑える。
「俺がそう簡単に騙されると思った?」
「…ッ!」
思っていたらしい。
本当に馬鹿だね…。
「悪いけど。
俺はアンタに興味ない。
俺は知紗しか好きになれないから」
「…あたしのこと、嫌い?」
「うん。
知紗を嫌う人は、嫌いだよ」
「…あたしが何しても?」
「ああ」
「…ちーちゃん以上になっても?」
「当たり前だろ」
関島早苗は小さく舌打ちをして行ってしまった。
俺は溜息をつき、学校へ戻り、いつもの運転手に電話をして、迎えに来てもらった。
…ちゃんと、自信を持って言える。
俺は…
何があっても、
知紗しか愛せない……。


