☆恭真side☆
「好きなんです…付き合ってください」
「ごめん、俺彼女いるから…」
「でも諦めきれないんです!」
「…ごめん」
粘り強い彼女から離れ、俺はようやく学校を出た。
教室に戻ると、すでに誰もいなかった。
スマホを見ると、1件メールが来ていた。
知紗からだった。
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告白良かったね。
チサ、もう帰ります。
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…ヤキモチか、可愛らしい。
俺は誰もいない教室でふっと微笑み、学校を出た。
校門前には、いつもいる新野大地はいない。
その代わり、見覚えのある女子が立っていた。
「こんばんは、恭真クン」
ニコッと男受けが良さそうな笑みを浮かべるのは。
「こんばんは、早苗さん」
知紗の従姉妹・関島早苗がいた。


