「新村、いくよ!!」 バスケットの試合というのを逆手に、愛海達はやりたい放題だった。 ボールはパスという名目で何度もこちらへ飛んでくる。 しかも、それは背中だったり脚だったり頭だったりキャッチできそうもない場所をピンポイントで狙っているのは明らかだった。 「痛っ!!」 「ちゃんととってよね~!!」 ヒカリの投げたボールが顔面にぶつかった。 鼻のあたりに違和感を感じて指先で触れると、真っ赤な血がついた。