誰も……誰もあたしを守ってなどくれない。 誰にも頼れない。 結局、いつだって頼れるのは自分だけ。 自分にもっと力があれば……――。 そうすれば……。 ふと顔を上げると、隣の列に座っているミチルちゃんと目が合った。 『大丈夫?』 と口パクで問いかけ心配そうな表情を浮かべるミチルちゃん。 あたしがミチルちゃんを頼れば、ミチルちゃんに被害が及ぶかもしれない。 あたしは小さく頷くことしかできなかった。