体育館裏の水道で髪を水洗いしてタオルで髪を拭く。
夏でよかった。
冬だったら髪を洗い流すこともできず、早退するはめになっていただろう。
匂いがすべて落ちるわけもなかったけれど少しだけまともになったはずだ。
「……――あーーー、マジクサいー!!ちょっと、新村~!!アンタ何やったのよ~!!」
教室に入るなり、ヒカリが鼻をつまみながら顔の前でブンブンと手を振る。
「何かすごいニオイするよね……」
「気持ち悪くなってきちゃった……」
クラス中のいたるところでコソコソとしゃべる声が聞こえる。
それを見て愛海と千代は顔を見合わせてほくそ笑んでいた。



