「逆転することなんてないから安心してよ。あたしが上でアンタが下。その立場は一生変わらない」 愛海は千代に「いこっ」と声をかけて歩き出した。 その後ろ姿をキッと睨みつける。 今までずっとやられっぱなしだったけれど、今日初めて言い返すことができた。 それだけでも自分を褒めてやりたい。 だけど、あたしの言動は更に自分の首を絞めたに違いない。 愛海の怒りに火をつけたのは確実だった。