ミチルちゃんはクラスの中でただ一人愛海に言い返すことのできる人物だ。 ミチルちゃんを頼るほかない。 わずかに見えた光にあたしはすがった。 だけど、その光に雲がかかった。 雲が多ければ、どんなにその光がまぶしく輝いてもかき消されてしまう。 それを知った時、あたしは絶望の渦にのみ込まれていった。