あたしの足元に広がる嘔吐物に気付いて、ミチルちゃんが慌ててあたしの背中をさすった。 その途端、安堵とも悲しみとも恥ずかしさとも言えない感情がグッと押し寄せてきてあたしは嘔吐物のついた手で顔を隠した。 見られたくなかった。 こんな姿、ミチルちゃんにも……他のみんなにも……。 「楓子ちゃん!?大丈夫!?早く保健室にいかなくちゃ!!」 ミチルちゃんはポケットから取り出したタオルをそっとあたしに差し出す。