やめて……お願い……。
情けないことにこれ以上の声を出すことができなかった。
怖かった。
このあと、この4人に何をされるか想像するだけで恐ろしかったから。
いじめは徐々にエスカレートする。
今日は主犯の愛海の機嫌が明らかに悪い。
朝のHRまでまだ時間はあるし、先生もこない。
ううん、先生なんて何の役にも立たない。
美術の先生のように、どの先生だって面倒事を嫌う。
きっと今、あたしを白い目で見つめるクラスメイト達と同じように誰も手など差しのべてはくれない。
そして、自分は関係がないと傍観者を決め込むんだ。



