「「お姉ちゃん~!」ってうるさいから、落としちゃった。もう少し早く来てくれればよかったのに。ほら、見て見なよ?下でグッチャグチャになってるから」
ケラケラと笑う新村の言葉に全身から力が抜けていく。
「嘘……でしょ?」
「嘘じゃないよ。見てごらんよ」
「そんなはずない……シュン……そんな……」
フラフラとおぼつかない足取りで屋上の隅に移動する。
目頭がカーッと熱くなって唇が震える。
どうして……。どうしてシュンに手を出したの……!?
一歩一歩と足を進め、上から下を覗き込もうとした時、不意にあることに気が付いた。



