唯一電話に出てくれたのは、ミチルだけだった。 『分かった。あたしも近所を探してみるから』 「ありがとう、ミチル!!」 藁にもすがりたいという状況でのミチルの言葉は心強かった。 その後も、辺りをくまなく探したもののシュンは一向に見当たらない。 辺りが薄暗くなってきた。 さっきは頭が混乱して思いつかなかったけれど、警察に相談するのが先決かもしれない。 そう思った矢先、ポケットの中のスマホが音を立てて震えた。