……え?
その瞬間、顔からサーッと血の気が引いていくのが自分でも分かった。
なに?
クラスメイトの大半が目に涙を浮かべている。
下を向き、タオルで顔を拭っている人までいる。
な、何なのよ……。
思わず後ずさりすると担任が「入りなさい」と促した。
教室に入ると、何故か千代の机の上には花瓶があり、一輪の花が挿してある。
どういうこと……?
一体何が起こっているの?
「荒野さんが……今日遺体で発見されました」
担任はそう言うと、目頭に浮かぶ涙をそっと拭った。
あたしはただ呆然とその場に立ちつくすことしかできなかった。



