連れてこられたのは何故か教室のすぐそばにあるトイレではなく、体育館裏にあるさびれたトイレだった。
普段あまり人が利用しないせいか、手入れも行き届いておらず異臭が漂う。
「で、話って?」
そう切り出すと、新村はふふっと怪しい笑みを浮かべた。
「石川愛海、今度はアンタの番だよ?アンタには散々いじめられてきたから、他の3人以上にいたぶってやる」
ハァ?新村の分際であたしを呼びつけにするなんて。
「呼び捨てにしてんじゃねぇよ」
怒りが全身から湧き上がり、新村に詰め寄ろうとした時、腹部に強い衝撃を感じた。



