「シュン、おやつ何がいい?ホットケーキでも食べる?」
「あー」
「分かった。今作るから少し待っててね」
まだ、『はい』とも『いいえ』とも言えないシュン。
ニコッと笑うシュンの頭を撫でて、キッチンに立つ。
その時急に、新村が書いた掲示板のコメントが脳裏に蘇った。
【Aは昔から自分の言う通りにならないと気が済まなかったんだと思う。親がすごいお金持ちらしいから相当可愛がられてたんだろうね。それに、弟が生まれてから何かがあったみたい。Aのそばにいる子って、みんな何かしらの問題がある子ばっかりだから……。家庭での不満をあたしで晴らしてるのかもしれない】
弟が生まれてから何かがあったみたい……か。
まぁ確かにそうかもね。だけど、それがシュンのせいだなんて思ったりしていない。
シュンはかけがえのない大切な弟だ。
自分の命よりも大切な存在。



