トイレを済ませて美術室に戻ると、あたしの席の周りに愛海と千代がいるのが見えた。 何だろう……。 どうしてあたしの席の近くに……? 嫌な予感が胸をかすめる。 席に近付くと、二人は慌ててあたしの席から離れた。 「……なにこれ……」 席に着きふとキャンバスを見ると、さっきまでなかった油が筆で汚く塗りたくられていた。