イジメ返し ~復讐の連鎖・はじまり~


「せっかく痛い思いをせずに座るチャンスをあげたのにぃ。千代ちゃんってばお馬鹿さんなんだからっ」


カンナは次の瞬間、ポケットから取り出した黒い何かをあたしの腹に押し付けた。


頭の先からつま先にビビッと痺れるような痛みが走り抜けて、黒目がぐるりと回転する。


体が自分の意思に反して小刻みに痙攣する。


立っていることができなくなったあたしの背後に回り込み、膝の後ろに車いすの座面を押し付けるカンナ。


あたしの体はカンナの望み通り車いすの上に座るような形になった。


「やったっぁぁぁぁーーーーいいぇぇーーーい!!!大成功~~~!!」


大騒ぎして喜ぶカンナの声が遠く感じて、あたしはそっと目を閉じた。