「ううん、住んでないよっ!」
「じゃあ、何で車いすが?」
「だってさぁ、100キロもある人を運ぶのって大変じゃない?車いすなら押していけるし楽かなぁって。カンナ一生懸命考えたんだからっ!」
「は?100キロ?アンタさっきから何の話してるんだよ」
「え~?千代ちゃんってばふざけちゃって。何の話って千代ちゃんの話に決まってるよ~」
カンナはニコニコと笑いながら言うと、車いすをこちら向けて押してきた。
「千代ちゃん、座って?」
「ハァ?ふざけんのもいいかげんにしろよ!!」
カンナの意味の分からない言動にイライラが頂点に達してそう叫ぶとカンナはムッとしたように唇を尖らせた。



