「この野郎……!!西園寺っていう仲間ができたからって調子に乗ってんじゃねぇーぞ!?お前はずっといじめられっこのままなんだよ!!」
両手でトイレの淵を掴んで、顔が水に沈まないように必死で抵抗する新村。
「や……めて!!」
「ほらっ、飲め。水飲めよ!!!お前には汚ぇこの水がピッタリだ」
顔を出しては入れ、入れては出す。
何度も繰り返すことで、次第に新村は抵抗しなくなった。
淵を掴む手にも力が無くなる。
「いいか……?今度逆らったら、これ以上の目に合わせてやるからな」
「ゴホッ……ゴホッ……ハァ……ハァ……」
個室から出るとトイレの床に四つんばいになって呼吸を整える新村。
今までさんざん好き勝手にしてきた新村に報復ができて心の中にスーッと気持ちのいい風が吹いた。
一時は、やる側からやられる側になったけれど、また逆転した。
新村にも西園寺にもこれ以上好き勝手な真似はさせない。



