「ふぅ……」 数回息を吐いたり吸ったりを繰り返して決意を固める。 生への未練がないといったらうそになる。 死への恐怖だって人並みにある。 けれど、その恐怖を超えるぐらいの苦痛をあたしはこの家族から与えられ続けてきた。 そしてこれから先もそれはずっと続いていく。 最後の最後にあの転校生のバカなカンナにハメられてしまったのは悔しいけれど、どうせ遅かれ早かれこういう結果になっていたに違いない。