その時、ふと帰りがけに見た新村の不敵な笑みを思い出した。
あいつら……。
カンナと新村は共謀してあたしをハメようとしたのかもしれない。
カンナが持っていた問題用紙と解答用紙をあたしの机の中に残しておいたんだ。
そして、先生にチクッた。
やってくれたわ……アイツら。
だけど、アンタ達の好きにはさせない。
あたしがカンニングしたという証拠なんて何一つないんだから。
解答を書き写したノートはすでに処分した。
それに、わざわざ学校の机の中に証拠を残すバカがどこにいるっていうの?
先生だって誰かに入れられたと考えるはず。
爪が甘いんだよ、バーカ。
心の中でほくそ笑む。



