「そ、そんなのウソだよ。あたしカンニングなんてしてないし」
「じゃあ、どうしてあなたの机の中にそんなものが入っていたの!?」
「だから、あたしじゃないって言ってるでしょ!?誰かがあたしのことをハメようとして入れたのかもしれないでしょ!?」
「ハメるってどういうことよ?あなた、誰かにいじめられているの……?」
「そうじゃないけど……」
「先生言ってたの。今回は全体的に問題が難しくて平均点数が低かったのに、明日香は前回よりも上がっていたって。明日……先生があなたに話を聞くって」
「そう……。でも、あたし、本当にカンニングなんてしてないから。今回はいつも以上に勉強したから高得点がとれたんだもん。先生だって話せばわかってくれるよ」
いつ嘘がバレるかとひやひやしたけれど、問題はない。
あの答案用紙にはあたしがカンニングしたという証拠はない。



